コラム
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2024.06.28

従業員採用について

一部の診療科を除いては夏に近づくにつれ、患者さんの数も落ち着いてくる時期かと思います。

このような時期にのちの繁忙期に備えて従業員を採用することを考えられてはいかがでしょうか。

そこで今回はクリニックにおける従業員の採用方法についてお話したいと思います。

クリニックの運営において、優れた従業員の採用は患者満足度の向上や業務の効率化に直結します。

そこで、本コラムではクリニックにおける効果的な従業員の採用方法について、以下の四つの章に分けて詳しく解説していきます。

 第1章: 採用計画の立案

従業員の効果的な採用を行うためには、まず採用計画をしっかりと立てることが重要です。

計画には、どのような職種を募集するのか、求めるスキルや経験は何か、そして採用のタイムラインを明確にすることが含まれます。

 ニーズの明確化

クリニックの現状を分析し、どの部署にどのような人材が必要かを明確にします。

例えば、受付業務が忙しければ、コミュニケーション能力に優れた受付スタッフが必要かもしれません。

一方で、看護師や理学療法士などが不足している場合は、専門的なスキルを持つ医療従事者が求められます。

タイムラインの設定

採用プロセスには時間がかかるため、予めスケジュールを設定しておくことが大切です。

募集開始から面接、採用決定、そして入社までの一連の流れを計画し、各ステップの期限を設けることでスムーズに進めることができます。

 第2章: 求人広告の作成と配信

採用計画が立てられたら、次は求人広告を作成し、適切な媒体を通じて配信します。

求人広告は応募者にクリニックの魅力を伝える重要なツールです。

 魅力的な求人広告の作成

求人広告には、職務内容、求めるスキル・経験、給与、福利厚生、そしてクリニックの特徴を具体的に記載します。

また、クリニックの雰囲気や働くメリットをアピールすることも重要です。

例えば、最新の医療設備を備えたクリニックであることや、チームワークを重視していることなどを強調します。

 配信媒体の選定

求人広告を配信する媒体は、多岐にわたります。

インターネットの求人サイト、クリニックの公式ウェブサイト、さらに地元のフリーペーパーや医療専門誌など、ターゲット層に合った媒体を選びます。

専門職を採用したい場合は、医療専門の求人サイトは効果的です。

 第3章: 効果的な面接の実施

面接は、応募者のスキルや経験だけでなく、人柄やクリニックとの相性を見極める重要なステップです。

 面接の準備

事前に面接で聞く質問を準備しておくと、面接をスムーズに進めることができます。

例えば、過去の職務経験や特定の状況での対応方法、チームでの協働経験などを質問します。

また、応募者がクリニックに求めるものや、将来のキャリアプランについても尋ねることで、長期的な視点でのマッチングを図ります。

 面接の進行

面接では、リラックスした雰囲気を作り出し、応募者が本音を話しやすい環境を整えます。応募者の回答をよく聞き、必要に応じて深掘りする質問を追加することで、より具体的な情報を得ることができます。

また、面接終了後には、採用担当者間で評価を共有し、一貫性のある判断を行うことが重要です。

 第4章: 採用後のフォローアップ

採用が決まった後も、従業員がクリニックに早く適応し、長期的に働いてもらうためのフォローアップが必要です。

オリエンテーションと研修

新入社員には、クリニックの方針や業務プロセスについてしっかりと説明するオリエンテーションを実施します。

さらに、必要な研修を提供することで、新しい環境にスムーズに適応できるようサポートします。

 定期的なフィードバック

新入社員が安心して働けるように、定期的なフィードバックの機会を設けます。

初期の段階では、特に注意深く業務状況を観察し、問題があれば早期に対処することが重要です。

また、従業員からの意見や提案を積極的に受け入れ、働きやすい環境を整えることも大切です。

まとめ

クリニックにおいては、患者さんとより接する時間が長い分「スタッフの印象=クリニック全体の印象」となることも多いです。

そのため採用活動を丁寧に時間をかけて行うことが今後のクリニックの発展のためには重要です。

 

 

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